マグネシウムを含んだバスソルト「エプソムソルト」の効果と使い方について

マグネシウムがお肌に良いとされていることはご存じですか？マグネシウムは食事から摂取することもできますが、それと並んで、入浴から取ることもできます。マグネシウムは、入浴剤としても非常に優れています。しかも、主成分にマグネシウムが含まれるエプソムソルトは、美肌効果抜群です。

マグネシウムは保湿効果が高く、皮膚の潤いを保つ機能の修復に効果的とされていて、さらに皮膚からも吸収されやすいのでマグネシウム入りの入浴料により効果的に吸収することができます。お肌に必要なセラミドも合成してくれます。

そのうえ、エプソムソルトは、お肌に良いだけでなく、バスソルトとしても使いやすいという特徴があります。

ここでは、マグネシウムの果たす役割とエプソムソルトの美肌効果について見ていきます。また、エプソムソルトのバスソルトとしての使いやすさに注目して、素敵なバスタイムについての知識を増やしましょう。そして、お風呂タイムにラグジュアリーなリラックス効果を満喫しましょう。

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マグネシウムはお肌にいい？入浴料から効果的に吸収できる！

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私たちのお肌の美しさを維持するのに欠かせないものは、角層という肌のいちばん外側の部分です。この角層で重要な働きをしているのが、最近美肌作りでよく話題になる「セラミド」です。このセラミドを合成してくれるマグネシウムは、美肌作りになくてはならないミネラルです。

エプソムソルトは、そのセラミドの中でも美肌になくてはならないアシルセラミドを合成してくれます。皮膚バリア形成に特化した脂質が「アシルセラミド」と呼ばれます。しかも、アシルセラミドの不足がアトピー性皮膚炎の乾燥皮膚の原因になっていることが医学的に証明されています。

専門医によると、マグネシウムは保湿効果が高いことで知られています。また、マグネシウムの作用によって、アシルセラミドの成分が合成されやすくなります。これにより皮膚のバリア機能が回復します。

このように、マグネシウムには高い美肌効果があります。そして身体の皮膚からも吸収されやすく、マグネシウムを含む入浴剤が高機能であることがわかっています。

マグネシウム入浴料は、原料、製法により３種類

マグネシウムを含む入浴剤は、製法により、大きく３つに分けられます。

塩化マグネシウム（にがり）
硫酸マグネシウム（エプソムソルト）
純マグネシウム（バスマグ、マグネシウムペレット）

の３つです。

塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムの違い

塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムにはどのような違いがあるのでしょうか。塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムをお湯（水）に溶かすと、それぞれ異なった種類の温泉成分になります。

塩化マグネシウムをお湯に溶かすと、マグネシウムイオンと塩化物イオンになります。温泉の泉質では、塩化物泉のうちの「マグネシウム―塩化物泉」に相当します。

硫酸マグネシウムをお湯に溶かすと、マグネシウムイオンと硫酸イオンになります。温泉の泉質では、硫酸塩泉のうちの「マグネシウム―硫酸塩泉」に相当します。

効能ですが、塩化物泉は、きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症です。

硫酸塩泉の効能も同じです。

では、どちらも違いはないということになるのでしょうか？（参考：日本温泉協会ウェブサイト）

実は、塩化マグネシウムには保湿機能だけでなく保水機能が備わっています、硫酸マグネシウムには保湿機能のみが備わっています。保湿とは、肌から水分が失われないように防ぐこと、保水とは、肌に水分が入ってくるように補うことです。

肌の健康を保つためには、硫酸マグネシウムネシウム（エプソムソルト）を使用する場合には、理想的には、お風呂上りに保水できる肌状態をスキンケア等で補ってあげる必要があります。

ただし、硫酸マグネシウムには塩分が含まれていないことから、家庭での使用は、保水もできる塩化マグネシウムではなく硫酸マグネシウム（エプソムソルト）のほうが望ましいと思われます。

塩化マグネシウム（にがり）は錆（さび）の原因となる塩化ナトリウムが多少含まれているので基本的に追い炊きや残り湯での洗濯はしない方が良いでしょう。

純マグネシウムについて

純マグネシウム（バスマグ、マグネシウムペレット）はピュアマグネシウムと呼ばれています。高純度なので水道水をアルカリに変えるところから、製品によって掃除にも洗濯にも入浴剤としても使用できるものもあります。

マグネシウム入浴料の使用上の注意

一般的に、硫酸マグネシウムネシウム（エプソムソルト）・塩化マグネシウム（にがり）を健康な人が適切な量を使う分には特別目立った危険性や副作用はありません。

ですが、成分にマグネシウムが多く含まれるためマグネシウム中毒（高マグネシウム血症）にならないように注意しましょう。

通常、マグネシウムは24時間以内に便や尿として排泄されます。ですが以下のような方だとマグネシウムの排泄速度が遅かったり摂取量が多くなったりして、マグネシウム過剰になることがあります。

特ににがり（塩化マグネシウム）の場合は食品添加物としての使い方もあるので要注意。知らずに多量摂取していることもあり得ます。

高マグネシウム血症を放置すると危険です。意識の低下や心停止など重篤な症状になることもあります。もちろん、下記のような症状や投薬がない方は、安心してお使いいただけます。

腎臓や心臓に持病がある方
マグネシウム製剤を使用している方（主に便秘薬・制酸剤）
腸内寄生虫疾患のある小児

主成分が硫酸マグネシウムの「エプソムソルト」とは？

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エプソムソルトとは「硫酸マグネシウム」の別称です。15～16世紀にイングランドのエプソムという町で発見されたのが、名称の由来です。

欧米では古くからバスソルトとして広く使用されてきて、硫酸マグネシウム特有の身体を芯から温める成分により、打ち身などの痛みを和らげる効果があるとされています。

マグネシウム塩が皮膚表面のタンパク質と結合することにより膜を形成します。この膜が熱の放出を防ぐため、入浴後に保温効果が得られるとされます。最近では、ハリウッドセレブがエプソムソルトを美容に使用していることでも有名です。

通常の温泉や入浴剤の主成分は硫酸ナトリウムや硫酸カルシウムです。主成分が硫酸マグネシウムである温泉に入られた方は極めて少ないと思われます。こちらの成分は「正苦味泉（せいくみせん）」という呼び名で知られています。

日本にもあります。旭岳温泉（（北海道）は、硫酸マグネシウムが主成分の知る人ぞ知る名湯です。

このようにとても大切で貴重なミネラルですが、もちろん食品から摂ることもできます。しかし皮膚から吸収される特徴のおかげで美肌効果が得られるので、入浴でエプソムソルトのお湯に浸かることに意味があります。

前述のように、アトピー性皮膚炎の患者に塩化マグネシウム入りの入浴剤を使用したところ、約5割の患者で症状の改善がみられました。

また患者の家族の方が入ると、肌がツルツルになる、しもやけができない、冷え性が改善した等の好意的な見解が見られました。

倦怠感、身体の凝り、皮膚が粉を吹くほど乾燥している、乾燥して痒いなどの症状を感じたら、マグネシウムを食事だけでなく皮膚からも補充する必要があります。エプソムソルトは、健康な美肌のためには、なくてはならない貴重なバスソルトと言えます。

発汗作用の効果も期待できる

バスソルトは発汗作用があることで有名ですが、エプソムソルトも驚くほど汗が出ます。身体をが温まるだけでなく、デトックス効果も期待できます。

入浴してしばらく経つと毛穴から汗が噴き出してきます。毛穴の汚れも一緒に流れます。それとともに天然のミネラルを皮膚から吸収するのでWの美肌効果も抜群です。

硫酸マグネシウムは天然由来のミネラルです。安心して浴用に使用できるものです。また、皮膚から吸収すると美肌効果があります。毛穴の汚れを落としながらセラミドを生成してミネラル成分が美肌効果をもたらしてくれます。

発汗作用や美肌効果の高いエプソムソルトは、美容に余念がない女性にオススメです。女性でなくとも、むくみやすい、あるいは疲れがたまっている人にもオススメです。

運動をする時間がない人は、血行が悪くなりやすく身体がむくみがちです。蓄積疲労も血流が悪くなる一因です。エプソムソルト入浴をオススメします。

汗をたくさんかくので新陳代謝も良くなります。冷え性で汗をかきにくい人も、エプソムソルトで発汗の習慣をつけましょう。

この他、エプソムソルトはスクラブとしても使用できます。適量のエプソムソルトを手に取って、スクラブで毛穴の汚れや角質を除去しましょう。お顔にも使用できます。スクラブ後のお肌はツルツルになります。毛穴のザラツキが取れて、小鼻の黒いブツブツも減少します。

また、入浴効果が著しいのに、他のバスソルトに較べて廉価であることも人気の秘密です。

エプソムソルトが使いやすい理由

エプソムソルトは、一般的なバスソルトよりも使いやすいとされています。たとえばバスソルトを入れても浴槽を傷めにくい、残り湯を洗濯に使える、肌への刺激がない、といったことです。では以下の項目別に見ていきましょう。

浴槽を傷めにくい

エプソムソルトはバスソルトの役割を果たすのでソルトという名称が付いています。ですが主成分は「硫酸マグネシウム」です。見た目は塩のように白い結晶ですが、塩とは異なり浴槽や風呂釜を損傷することは全くありません。ですから、浴槽や風呂釜についてご心配な方も安心して使用できます。これに対して、塩を用いた通常のバスソルトでは、風呂釜の傷みの原因になるため追い炊きができないものもあります。

残り湯を洗濯に使える

エプソムソルトの残り湯は、お洗濯に使用できます。エプソムソルトは、塩分が含まれていませんので、洗濯機を傷めることはありません。ただし、既に浴用に使用した後ですので、最後のすすぎ洗いは、水道水をご使用ください。

肌への刺激がない

エプソムソルトは、欧米で一般的に使われている美肌入浴剤で、ミネラル成分である硫酸マグネシウムのことを言います。

「バスソルト」と似ている商品ですが、違いは塩分。バスソルトは「塩」ですが、エプソムソルトには塩分がありません。通称ソルトとして入浴剤の括りに入っています。エプソムソルトの正体は、硫酸マグネシウム。別名「アンチエイジングミネラル」と呼ばれる程の人気です。

マグネシウムは身体に欠かせないミネラル成分です。入浴によって皮膚からも摂取しましょう。

エプソムソルトは塩分を含まないので、肌への負担が少なく赤ちゃんと使うこともできます。一緒に入浴することで、大人も赤ちゃんのようにツルツルなお肌になります。

1度の入浴に150ｇから300ｇ使用しないと、効果のある濃度にならないので注意しましょう。1度に使う量は通常のバスソルトよりも多めですが、単価がお安いのでご心配なく。

ネットで買えるおすすめのエプソムソルト5選

では、ネットで買えるコスパ抜群のエプソムソルトを5種類ご紹介しましょう。まずご紹介するティールズは、全米バスケア市場売上NO.1*ブランドです。

※2014年12月27日～2020年12月26日ティールズシリーズニールセンカンパニー調べ（バスケアカテゴリー）

ティールズのエプソムソルトは、天然のミネラル成分エプソムソルト（硫酸マグネシウム）にエッセンシャルオイルを施しています。肌に優しいばかりか、発汗作用・血行促進等の効能も持ち合わせるエプソムソルト。浴槽のお湯（150―200ℓ）にエプソムソルト150gを入れます。しっかりかき混ぜ、成分を行き渡らせてから入浴してください。