色の力を利用して心身を整える心理療法であるカラーセラピーで、特に人気が高いのが「オーラソーマ」という技法です。
オーラソーマはボトルを使ったカラーセラピーの原点といわれ、1983年にイギリスで発祥し、現在では世界60カ国以上で実践されています。
上下2層の色を組み合わせた「イクイリブリアム」と呼ばれるボトルを100本以上使用して行うオーラソーマは、カラフルで見るだけでも気持ちが晴れやかになると人気です。
100本以上のボトルから4本を選んでセラピーを行いますが、それぞれのボトルはメッセージを持っていて、このメッセージが相談者の心の奥底に眠る潜在的な感情を読み取る切り口となります。
ボトルの中身は、アロマオイルや特殊な鉱物などで作られており、体に塗ることができるもので、中身を使うことで色のパワーをより感じられるといわれています。
オーラソーマのセラピー効果
オーラソーマには「ボトルの表すメッセージを切り口に対話をする」という特徴はありますが、「専門家のもと思いを深堀していく」点では、カウンセリングの一種といえるでしょう。
思いを言葉にすると気持ちがすっきりしたり、心の整理ができますし、深く考えると気付きが生まれます。
より良い自分でいるための手段として有効でしょう。
また、深く考える対象が「ボトルが表すメッセージ」だからこそ、普段自分だけでは触れることのない、心の奥底の思いにふれることもできます。
新しい視点から自分らしさや自分の強みを知ることができるので、自己肯定感の向上にも繋がります。
オーラソーマコンサルテーションの流れ
オーラソーマのコンサルテーション(診断)は、英国オーラソーマアカデミーから資格を認定された「オーラソーマプラクティショナー」から受けます。
オーラソーマコンサルテーションの効果を最大限に受けるための、コンサルテーションの流れをご紹介します。
①ボトルを選ぶ
相談者は100本以上のボトルのうち、最も惹かれるボトルから順に4本を選びます。
②ボトルの意味を知る
選んだボトルが表すメッセージとエネルギーを知ります。
選んだ順番にも意味があります。
- 1本目:「魂のボトル」と呼ばれ、人生の指名を表します。
- 2本目:「ギフトのボトル」と呼ばれ、生まれ持った才能を表します。
- 3本目:「今ここのボトル」と呼ばれ、今の生き方を表します。
- 4本目:「未来のボトル」と呼ばれ、可能性を表します。
相談者が選んだボトルが表すメッセージは、相談者の中に既にあるものです。
③自分と向き合う
オーラソーマプラクティショナーのサポートのもと、相談者は自分の思いと向き合い、感じた思いを言葉にします。
すると、悩みや抱えている問題に対して気付きを得たり、自分の長所に気付けたり、心の整理ができたり、自分の中の変化に繋がります。
④体に塗る
2本目に選んだボトルを身体に塗って使用します。
身体に塗ることで、ボトルのもつエネルギーを取り入れることができます。
こんな人にはオーラソーマがおすすめ
自分が好きになれない人
オーラソーマのコンサルテーションでは、選んだボトルは「自分自身を映し出す鏡」と言われています。
自分では気付けない自分の才能や可能性を理解し、自分を輝かせる方法を見つけましょう。
運命や占いが好きな人
姓名判断や生まれ日時を使った診断とは違い、その時の気持ちで自分で選んだボトルからメッセージを受け取れるオーラソーマ。
スピリチュアルが好きな人は、セラピーとしてではなく、楽しみのひとつとして受けられるでしょう。
頭でよく考える人
論理的によく考える人は、自分では気付けない潜在的な意識を知ると、考える軸がはっきりするでしょう。
論理的に考える人にとっては、直感で選ぶことに抵抗があると思います。なので、普段は敬遠する一歩かもしれませんが、だからこそ大きな一歩に繋がるかもしれません。
オーラソーマを受けるときの注意点
オーラソーマのコンサルテーションを受けるには、コンサルテーション費用が必要です。
コンサルテーション費用に、ボトル(持ち帰って身体に塗るためのもの)の購入費用が含まれている場合と、そうではない場合がありますので事前に確認をしておくといいでしょう。
ボトルの購入は任意ですので、購入費用が含まれていない場合は、購入しないという選択もできます。