バスソルトの癒し効果でストレス解消!使い方と入浴剤との違いを解説

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日本人にとっては生活と密接な存在であるお風呂ですが、お風呂タイムは単に体を洗い流すだけでなく、日々の疲れを癒し、リラックスするためにとても重要な時間ですよね。

お風呂タイムを充実させるために様々なバスグッズが販売されているのも、それだけ日本人がお風呂タイムを大切にしているからです。できるならば、もっとお風呂タイムを充実させてたくさん癒されたいと思っている方も多いはず。

今回はそのお風呂タイムを充実させる癒しアイテムの一つとして「バスソルト」をご紹介します。

普通の入浴剤との違いや、使い方の注意点など初めての方でもわかりやすく解説するので、日々の癒しのご参考にしていただければと思います。

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目次

バスソルトの種類

バスソルトとは、その名の通り「塩」を使った入浴料ですが、その塩の中にも様々な種類があり、天然塩だけで作られているバスソルトもあれば、アロマなど他の成分も配合しているバスソルトもあります。

岩塩

岩塩は、もともと海だった場所が隆起するなど、地殻変動により海水が閉じ込められ、長い年月をかけて結晶化したもので、「海の化石」と呼ばれることもあります。岩塩の産地はアメリカやドイツなどが有名でその他世界中にありますが、一番有名な産地は「ヒマラヤ産」の岩塩です。いわゆるヒマラヤ岩塩と呼ばれている岩塩で、一般的に流通している岩塩バスソルトのほとんどはヒマラヤ岩塩といっても過言ではないくらいの流通量を誇ります。

岩塩は料理でも使われることが多いので馴染みのある方もいらっしゃると思います。ちなみに料理で使う岩塩をお風呂に入れてもOK!モノとしては同じです。

そんな岩塩も「ピンク」「黒」「白」の3種類があります。

ピンクの岩塩

岩塩のバスソルトの中で一番流通量が多く、岩塩と言えばピンク岩塩を思い浮かべる方も多いでしょう。

お風呂に入れても特別な匂いなどはなく、純粋にバスソルトの効果を楽しむことができます。

黒の岩塩

塩が結晶化する過程で不純物が含まれることが多いですが、その不純物の影響により色がつくとされていますが、黒の岩塩は赤色の酸化鉄を含むことにより黒色に染まります。

また、黒色の岩塩には酸化鉄の他に「硫黄」が含まれることが特徴で、黒色の岩塩をお風呂に入れると硫黄の温泉のような香りがするのが一番の特徴です。

この硫黄の香りは好みが別れるので、温泉好きで硫黄の香りが気にならない、むしろ好き!という方にはおすすめですが、苦手な方は使わず仕舞いになってしまうこともあるので、小パックから始めることをおすすめします。

白の岩塩

白色の岩塩はゆっくりと時間をかけて結晶化することで不純物が入りにくく、綺麗な白色に仕上がります。他の岩塩よりも流通量が少なく、希少価値が高い岩塩です。

そのため、バスソルトのように大量に使うのはコスパが悪いため基本的には料理用として使われることが多いです。

海塩

海塩は海水から抽出した塩のことで、海に囲まれている日本では海塩を作っている業者は多いです。

海塩といわれていますが、海だけでなく湖から抽出された塩も海塩に含まれるようです。その代表例としてはイスラエルに隣接する死海の塩で、塩分濃度が高いことで知られる死海の塩は、他の産地よりも塩化マグネシウムが多く含まれており、高い保湿性に期待できるとされています。

国産では、沖縄産や伊豆産の海塩の品質が高いことで知られています。

エプソムソルト

エプソムソルトは、海外のセレブの間で有名になって一般に広まったバスソルトですが、ソルトといいながら厳密には塩分は含まれておらず、硫酸マグネシウムを主成分とした結晶です。

塩分は含まれていないものの、その他のミネラル分が豊富に含まれることから、通常のバスソルトと同じような効果が期待できる入浴料です。

塩分が含まれていないということもあり、浴槽や排水管に与えるダメージが限りなく少なかったり、洗濯水としても使えたりするなど、使用上のハードルが低いので初心者の方にはおすすめのバスソルトです。

塩に他の成分を加えたもの

これまでにご紹介したものは“塩単体”としてのバスソルトでしたが、それらにアロマ成分を加えたり、有効成分を加えて作るバスソルトもあります。

黒い岩塩のように天然で硫黄の匂いがするものではなく、アロマのいい香りがするバスソルトですので、一般的にはこちらの方が馴染みがあり人気が高い傾向にあります。

ドラッグストアや雑貨屋さんに売られているバスソルトは、このタイプのものが多いです。

バスソルトと入浴剤の違いは?

入浴剤のパッケージを見ると「『あせも』『神経痛』『腰痛』に効果あり」などの効果効能を表示して売られていますが、バスソルトのパッケージを見るとそのような記載はありません。

このように、バスソルトと入浴剤の違いをわかりやすく噛み砕いていうと「効果効能を表示できるかどうか」という点で大きく異なります。

これは、

「医薬品医療機器等法」

によって明確に分けられており、一般的に入浴剤とされているものは温泉成分を由来とするものや無機塩化化合物を配合したもので

「医薬部外品」

に該当します。

医薬部外品には一定の基準が設けられているので、配合されている成分、配合しなければならない成分などが規定されており、承認されなければ医薬部外品として表示することができません。

では、バスソルトはどのような表示になるかというと、

「化粧品もしくは雑貨品」

という表示になり、化粧品や雑貨の扱いになるのです。化粧品として表示できる効果効能は「皮膚を清浄にする」ことだけですので、入浴剤のように「『あせも』『神経痛』『腰痛』に効果あり」のような表示ができないのです。

また、天然の塩だけで作られているバスソルトは「雑貨」としての扱いになりますので、基本的には効果効能を記載することはできません。

中には、岩塩などの塩を含んだ上で温泉成分などが含まれていて、医薬部外品として承認されているものもありますが、多くは「化粧品もしくは雑貨品」として販売されています。

このように、身体に関することなので法律によってしっかりと基準が決められているのですが、だからといってバスソルトの効果がないということではありません。

販売する際にパッケージなどに表示することはできないけど、入浴“料”としての期待できる効果があるので、次はバスソルトの効果について紹介します。

バスソルトに関する法律や届け出については「手作りバスソルトを販売するために必要な許可や届出について」こちらの記事で詳しく解説しているので合わせて参考にしてください。

入浴剤の種類や成分については「入浴剤の種類と成分一覧|なぜ効果があるのかメカニズムも解説!」こちらの記事で詳しく解説しておりますので、入浴剤を効果的に取り入れいたい方はぜひご覧ください。

バスソルトの効果

発汗作用

期待できる効果:
ダイエット効果/デトックス効果/美肌効果

バスソルトの1番の効果といえるのがこの発汗作用です。バスソルトに含まれる塩分やミネラルにより発汗が促進して、通常のお風呂よりも大量の汗をかくことができます。

大量の汗をかくことで体内の老廃物が排出されてデトックス効果が期待できます。普段汗をかきにくい方や、なかなか運動ができずに汗をかくことがない方におすすめです。

新陳代謝機能・代謝の向上

期待できる効果:
ダイエット効果/美肌効果/冷え性の改善

発汗作用により代謝の向上が期待できるため、脂肪が燃焼しやすい体質になっていくのでダイエット効果が期待できます。

また、新陳代謝機能が向上するので、肌のターンオーバーの正常化にも効果があるとされているので、お肌の調子が悪い方はバスソルトを試していただくと良いかもしれません。

代謝という点でいうと、血行も促進されるので、冷え性の改善にも期待できます。冷え性の改善のためにバスソルトを使う場合、湯船に入って全身浴をしなくても、バスソルトで足湯をするだけでも血行促進が期待できます。

副交感神経が優位になる

期待できる効果:
リラックス効果/寝付きが良くなる

バスソルトのお風呂にゆったりと入って身体を温めてあげることで「副交感神経」が優位になります。交感神経が優位になると緊張状態になり常に気を張っているような感覚になりますが、副交感神経を優位にしてあげることで神経がリラックス状態になることができます。

日中のお仕事などでは交感神経優位の緊張状態の方がパフォーマンスが上がる場合がありますが、自宅に帰ってきてからはリラックスしたいところです。

バスソルトのお風呂は、交感神経と副交感神経のスイッチを切り替えるような役割として日常に取り入れていただければ、仕事とプライベートの切り替えもしやすくなり、睡眠の質も向上します。

バスソルトを使ってみよう!

実際にバスソルトを使って入浴するときの注意点と、お風呂の入り方をお伝えします。

入浴前は必ず水分補給を忘れずに!

バスソルトは発汗作用があるので通常のお風呂よりも大量の汗をかきます。そのため普段通り入っていたつもりでもいつも以上に汗をかいて脱水症状になってしまうこともあるので、十分に注意してください。

お風呂の温度は40〜41度を目安に

お風呂に入るときは身体に負担をかけないことが重要です。熱すぎるお風呂は身体に負担が大きい上に、バスソルトが加わると体内の状況が大きく変わります。

バスソルトの効果により、お湯が熱くなくてもぽかぽか感を感じられますし、お風呂を上がったあとも保温効果が長く続きます。

のぼせる前にお風呂を出る!

バスソルトを使うと思った以上にその効果を感じることができることから、ついついいつもより長く入りたくなります。とくに、アロマ成分が入っているバスソルトだと、すぐに上がってしまうのはもったいないと思って我慢してしまうことも。

のぼせて体調を崩してしまっては本末転倒なので、決して無理をせず、適度なところでお風呂を出るようにしましょう。

お風呂あがりの水分補給を忘れずに!

お風呂前に水分補給をしますが、お風呂上がりにもしっかりと水分補給をしましょう。効果を感じやすい方は1リットル以上の汗をかくこともあります。お風呂の中にいると、どのくらい汗をかいたかわかりにくいですが、自分が思っている以上に汗をかいていると思っていただければと思います。

お風呂上がりに身体を冷やさないように!

ぽかぽか感が続くとついつい裸のままでいたり、薄着で過ごしたりしてしまいがちですが、油断していると一気に身体が冷えてしまい体調を崩してしまうことに繋がりかねません。

適度に涼んだあとはしっかりと身体をあたためて、ぐっすりと寝れるように備えましょう。

バスソルトの選び方と注意点

ここまで、バスソルトの種類と効果について解説してきましたが、いざ選ぶとなるとどれを選べばいいのかわからない…

お風呂の状態やお風呂に入る頻度によって選び方が変わってくるので一概には言えないのが正直なところですが、選ぶときに抑えておきたいポイントをお伝えします。

初めての方は「1回分」に小分けされたものを買う

このページを読んで「バスソルトを試してみたい」と思われた方。いきなり大量に買うのではなく「1回分」に小分けされたバスソルトから購入するようにしましょう。

食品などと同じく大容量のほうが割安でお得ですが、大量に買っても“使わない”ということもあり得ます。

塩を使っているので、もしかすると肌に合わないということもあります。まずは自分に合うバスソルトを探すという意味でも、多少割高でも小分けされているものから始めましょう。

バスソルトを使った日は「追い焚き機能」「ふろ自動機能」を使わない

バスソルトのデメリットなのですが、塩の成分により浴槽や排水管の金属部分を痛めてしまうことがあります。

追い焚き機能やふろ自動機能は、機械を痛めてしまう可能性があるので、バスソルトと使った日は使わないように注意しましょう。

また、お風呂の水を抜いたあとでも浴槽の表面に塩分が付着していることもあるので、よく水で流すようにしてください。

残り湯を洗濯に使いたいなら「エプソムソルト」

塩の成分が入っているということで、残り湯を洗濯に使うことも控えましょう。衣類や洗濯機を痛めてしまう可能性があります。

もし、残り湯を洗濯に使いたい場合は、「エプソムソルト」を選んでください。先ほどもお伝えしたように、エプソムソルトは塩分が含まれておらず、主成分の硫化マグネシウムは浴槽や金属部分を痛めないので、安心して洗濯にも使えます。

「ネット」で買っても「店頭」で買ってもOK

購入するのはネットでも店頭でもOKです!店頭の場合はドラッグストアや雑貨屋さん、コンビニなどに売っていることが多いですが、商品数は限られてしまいます。

その点、ネットでは様々なバスソルトが売られているので、お好みのものが見つかりやすいでしょう。

自分にはどんなバスソルトが合っているかわからないという方は、いやしカンパニーがおすすめのバスソルトを厳選してまとめましたので「日々の癒し時間におすすめのバスソルト5選」こちらのページも合わせて参考にしていただければと思います。

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この記事を書いた人

いやしカンパニー編集長/バスソルト、アロマ、観葉植物、パワーストーンなどのあらゆる癒しを日々楽しんでいます。

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