ユーカリ精油はどんな香り?効果効能とおすすめの使い方・禁忌や注意点も解説

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爽やかさと力強さを与えてくれるユーカリの香りは、入浴剤やスキンケア商品にも使用されています。

観賞用としても知られ、自宅で育てている方も多いかもしれません。

この記事では、ユーカリ精油の特徴や効果、おすすめの使い方などについてご紹介します。

ユーカリ精油も幅広い効能で注目を集める存在なので、ぜひチェックしてみてください。

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目次

ユーカリ精油の基本情報

名前ユーカリ・グロブルス
学名Eucalyptus globulus(エウカリプトゥス グロブルス)
科名フトモモ科
産地オーストラリア、中国、ポルトガルなど
抽出部位
抽出方法水蒸気蒸留法
ノートトップ〜ミドルノート
香り爽やかで力強い香り
成分1,8-シネオール、α-ピネン、リモネンなど

ユーカリには多くの品種があり、その数は500種類以上といわれます。

アロマテラピーで使われるユーカリ精油にもいくつかの種類がありますが、ここでは、最も一般的な「ユーカリ・グロブルス」精油の基本情報をご紹介します。

ユーカリ精油はどんな香り?

香りの系統:ウッディ系

ユーカリ精油は爽快な香りが特徴で、特に、ユーカリ・グロブルスは、1,8-シネオールを多く含み、「ツン」と鼻を通り抜ける力強い爽やかさを持ちます。

すっきりとした印象を与え、気持ちを前向きにしてくれるので、リフレッシュの香りとして人気です。

強い香りに抵抗を感じる場合は、比較的香りが穏やかなユーカリ・ラディアータが使いやすくておすすめです。

ユーカリ精油の種類

ユーカリには多くの品種があり、精油にも品種ごとにいくつかの種類が存在します。

ここでは、アロマテラピーで比較的よく使われるユーカリ精油をご紹介します。

ユーカリ・ラディアータ(Eucalyptus radiata)

主な成分:1,8-シネオール、α-テルピネオール、α-ピネンなど

やや甘さを感じるウッディ調の香りで、力強い香りが苦手な方でも使いやすい精油です。

抗菌・抗ウイルス作用に優れ、空気の清浄や掃除などに役立てることができます。

また、神経毒性があるケトン類を含まないため、より安全に使用できるのも特徴です。

ユーカリ・シトリオドラ(Eucalyptus citriodora)

主な成分:シトロネラール、シトロネロールなど

ユーカリ・シトリオドラはレモンに似た香りを放つため、和名で「レモンユーカリ」とも呼ばれます。シトロネラールを主成分とし、虫を寄せつけない忌避効果に優れています。

ユーカリ・ディベス(Eucalyptus dives)

主な成分:ピペリトン、α-フェランドレンなど

咳を鎮める作用や去痰作用があり、呼吸器のトラブルに効果的です。

しかし、ケトン類のピペリトンを主成分とするため、乳幼児や妊産婦、授乳中の方、高血圧やてんかんの症状がある方などは使用を避けましょう。

ユーカリ精油の効果・効能

ユーカリは香料として入浴剤やスキンケアグッズなどにも配合されているため、香りをイメージしやすい方も多いかもしれません。

ここでは、ユーカリ精油の主な効果・効能をご紹介します。幅広い効果を持つアロマなので、暮らしのあらゆるシーンで活躍してくれるでしょう。

リフレッシュ&集中力の向上

クリアでやや刺激的な香りは、気分をすっきりさせてくれるため、リフレッシュ効果抜群です。

イライラや不安などのストレスを感じたときにも活用してみましょう。

レモンに似た香りが特徴のユーカリ・シトリオドラ精油は、気持ちを落ち着かせる鎮静作用にも優れています。

また、ユーカリ精油の香りは気持ちを前向きにするだけではなく、頭もすっきりさせるため、モチベーションや集中力を高めたいときに使うのがおすすめです。

抗菌・抗ウイルス作用

ユーカリ精油は、抗菌成分や虫が嫌がる成分を含むため、空気を清潔にしてニオイの発生を抑えるだけではなく、虫対策にも有効です。

特に、レモンの香りが特徴的なユーカリ・シトリオドラは、ダニや蚊除けに向いています。

玄関やキッチン、トイレの芳香に活用したり、拭き掃除に使用したりするのがおすすめです。

また、ユーカリ精油は感染症予防にも効果的で、「浮遊インフルエンザウイルスを不活性化させた」という研究結果があるほどです。

免疫を調整する作用もあるため、風邪や花粉症に負けず、元気に過ごしたいときに取り入れたいですね。

呼吸器トラブルを緩和

ユーカリ・グロブルスやユーカリ・ラディアータ精油に多く含まれる、1,8-シネオールという成分は鼻水や喉の痛み、咳などの呼吸器症状を鎮めてくれます。

風邪のひき始めや花粉症、アレルギー症状の緩和にも頼れるアロマです。

また、鎮痙作用があるため、筋肉痛や腰痛の改善にも役立ちます。

肌トラブルにも◎

抗炎症作用で、ニキビなどの皮膚トラブルを緩和するだけでなく、抗真菌作用もあるため、白癬菌が原因の水虫にも有効です。

また、ユーカリオイルが頭ジラミの駆除に有効であることを示す研究も報告されており、頭皮に使う場合もあります。

肌に使用する際は、ユーカリ精油の中で一番刺激が少ない、ユーカリ・ラディアータ精油を使うのがおすすめです。ユーカリ・ラディアータ精油は、他の素材で希釈することで、マッサージやスキンケアにも比較的安全に使うことができます。

ユーカリ精油のおすすめブレンド

精油はいくかの種類を組み合わせることで、香りに深みが出たり、相乗効果が期待できたりするメリットがあります。

ユーカリ精油は、ウッディ系や柑橘系の香りとの相性が良いので、迷った際にはこれらの系統の精油を選ぶと失敗が少ないでしょう。

また、精油は揮発する速度が速い順に「トップノート」、「ミドルノート」、「ベースノート」という3タイプに分類できます。ユーカリ精油はトップ~ミドルノートに分類されるため、香りを長く楽しみたい場合には、ベースノートタイプの精油と組み合わせるのがおすすめです。

ここでは、ユーカリ・グロブルス精油とのブレンドにおすすめの精油を「香りの系統別に」ご紹介します。

以下を参考に、自分好みのブレンドアロマを作ってみましょう。

柑橘系

  • レモン
  • レモングラス
  • メリッサ
  • レモングラス

ウッディ系

  • ジュニパーベリー
  • ティートリー
  • サイプレス

フローラル系

  • ラベンダー
  • ゼラニウム
  • イランイラン

このほか、「ユーカリ・ラディアータ精油」には、ラベンダーやローズマリーが、「ユーカリ・シトリオドラ精油」には、ラベンダーやペパーミント、レモングラスがおすすめです。

ユーカリ精油はこのような方におすすめ

ユーカリ精油の効果・効能として、ニオイなどの解消だけでなく、ウイルスの不活性化も期待できるというのは心強いですよね。

ここでは、具体的にどんな方におすすめなのかをご紹介しているので、以下を参考に、ユーカリ精油をより効果的に使ってみてください。

  • すっきり前向きな気分になりたい方
  • イライラや不安を鎮めたい方
  • 眠気を覚ましたい方
  • モチベーションや集中力を高めたい方
  • 感染症を予防したい方
  • 咳や痰などの症状を緩和したい方
  • 鼻水・鼻づまりを楽にしたい方
  • 除菌・消臭に役立てたい方
  • ダニや蚊などの虫を寄せつけたくない方
  • 筋肉痛やコリ、腰痛を改善したい方
  • ニキビなどの炎症を鎮めたい方
  • 水虫や頭ジラミでお悩みの方など

ユーカリ精油のおすすめの使い方

ユーカリ精油は、芳香浴以外にも、おすすめの使い方が多くあります。

例えば、ユーカリのアロマスプレーは、虫除けスプレーとして活用できます。また、リードディフューザーにして玄関やトイレなどに置いておけば、嫌なニオイを取り除くためにも効果的です。

今回は、ユーカリ精油を使ったハンドソープとバームをご紹介します。

なお、精油は植物の有効成分を高濃度に含んでいるため、肌に直接つけることができません。

スキンケアとして肌に使用する場合は、必ずキャリアオイルなど、他の素材で薄めましょう。

AEAJ日本アロマ環境協会では、ボディ使用時は1%以下、フェイス使用時は0.1~0.5%以下の濃度を目安に、精油を希釈して使用するよう定めています。(精油0.05ml/滴)

アロマで除菌ハンドソープ

ユーカリなどの抗菌作用を持つ精油を使い、オリジナルのアロマハンドソープが手作りできます。自分好みの精油と組み合わせれば、手を洗うたびにお気に入りの香りに癒されるでしょう。

〈アロマ除菌ハンドソープの作り方〉

用意するもの

  • ユーカリ・グロブルス精油…10滴
  • ラベンダー精油…20滴
  • ベルガモット精油…10滴
  • 無添加せっけん…200ml前後
  • 用具…ビーカー、ガラス棒(竹串でもOK)、ハンドソープ容器(遮光性)

①ビーカーなどの容器に無添加せっけんを入れる。

②精油を加え、ガラス棒や竹串などでよく混ぜ合わせる。

③ハンドソープ容器に移して完成。

※せっけんは、液体タイプと泡タイプどちらでも大丈夫ですが、なるべくせっけん素地だけのものを選びましょう。
※使用期限は1ヶ月を目安に、早めに使い切りましょう。

バームで乾燥や呼吸器症状をケア

アロマバームは、部分的な乾燥のケアにおすすめのアイテムです。

ユーカリ精油で作ったバームは、胸元や手首などに使って香らせることで、呼吸器トラブルも楽にしてくれます。

少量を持ち運び、外出先でも気軽にケアできるため、感染症や花粉症の季節にも安心です。

〈アロマバームの作り方〉完成量30g

用意するもの

  • ユーカリ・ラディアータ精油…5滴
  • キャリアオイル…25ml
  • ミツロウ…5g
  • 用具…ビーカー、ガラス棒、コンロ、鍋、保存容器(遮光性のビン)

作り方の手順

①キャリアオイルとミツロウをビーカーに入れ、弱火で湯煎にかける。

アロマバームの作り方①
キャリアオイルとミツロウを入れる

②ミツロウが完全に溶けたら、ガラス棒などでよく混ぜ合わせ、火を止める。

アロマバームの作り方③
弱火で湯煎にかける

③ビーカーをお湯から取り出し、粗熱が取れたら精油を加え、素早く混ぜ合わせる。

アロマバームの作り方④
素早く混ぜ合わせることがポイント!

④保存容器に移したら、蓋を開けたまま、完全にさめて固まるまで置いておく。

アロマバームの作り方⑤
完成

※湯煎の際は、火傷に注意してください。また、ビーカーの中にお湯が入らないように気をつけて行いましょう。
※ミツロウが付着した用具は、固まらないうちに拭き取るか、洗い流してください。
※濃度0.5%を超えるレシピなので、顔に使う場合は濃度を下げて作成しましょう。
※高温多湿や火気を避けて保管し、1ヶ月を目安に早めに使い切りましょう。

ユーカリ精油を扱う際の禁忌・注意点

ユーカリ精油は生命力にあふれ、力強い香りや抗菌作用、忌避効果などの嬉しい効果が特徴的ですが、その分刺激も強いアロマです。安心して使用できるように禁忌事項や注意点を押さえておきましょう。

特ユーカリ・グロブルス精油やユーカリ・ディベス精油などは、ケトン類を含むため、乳幼児や妊娠中の方、授乳中の方、高血圧やてんかんの症状がある方の使用は避けてください。比較的刺激がやさしいユーカリ・ラディアータ精油も妊娠初期の使用は控えましょう。

また、肌に使用する場合には、パッチテストを行い、低濃度から慎重に試してください。

マッサージなどで使用する場合には、刺激の少ないユーカリ・ラディアータ精油を使うのが良いでしょう。

最後に

今回は、ユーカリ精油の特徴や効果、おすすめの使い方などについてご紹介しました。

生命力に満ちた、力強く爽やかな香りがそばにあるだけで、感染症や花粉の季節も快適に過ごせるはずです。

使い方にも注意しながら、心地よい方法でアロマを取り入れてください。

なお、「まずはここから!アロマ初心者のための香りの楽しみ方とアロマオイルの選び方」では、精油を選ぶときや扱う際の注意点をご紹介しています。

ぜひ、こちらもチェックしていただき、安全にアロマを楽しみましょう。

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この記事を書いた人

アロマテラピー検定1級/WEBライティング実務士/
WEBライターとして活動中。セルフケアとしての「アロマテラピー」に出会い、植物の力に魅了されました。
日頃から精油やハーブを愛用しており、その魅力を多くの方に知っていただきたいと考えています。
また、「自分の綴る文章で、読む方の役に立ちたい」という想いのもと、記事執筆に取り組んでいます。記事の内容が、少しでも皆さまの「癒し」につながると幸いです。

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